「団塊の世代」の多くが後期高齢者に達し、事業承継の課題が一層深刻になるといわれている「2025年問題」を今年迎える。帝国データバンク横浜支店が実施した調査 では、2024年における神奈川県の後継者不在率は過去最低の60.5%と改善傾向にあるものの、全国平均を上回る状態が続いている。円滑な事業承継には中長期的な準備期間が必要であるが、足元では社長の高齢化に歯止めがかからない状態が続いており、バトンタッチが間に合わず事業継続に影響を及ぼすケースが増加する可能性がある。
帝国データバンク横浜支店は、企業概要ファイル「COSMOS2」(約148万社収録)から2024年12月時点における企業の社長データ(個人、非営利、公益法人等除く)を抽出し、集計・分析した。
調査結果(要旨)
- 2024年時点の社長の平均年齢は前年比横ばいの61.2歳。過去35年間で7.6歳上昇。全国平均(60.7歳)を0.5歳上回る。社長が交代した割合は3.42%、前年から0.15pt上昇も17年連続の3%台
- 「50歳以上」の社長は84.0%、「70代以上」は26.8%
- 業種別では「製造」が63.2歳で最も高い
詳細は以下のPDFをご覧ください
20250424_神奈川県「社長年齢」分析調査(2024年)

Contact Usお問い合わせ先
担当部署
株式会社帝国データバンク 横浜支店 TEL:045-641-0380 FAX:045-641-2555