レポート「社長年齢」分析調査（茨城県）2024年

帝国データバンクが実施した調査では、2024年における茨城県内企業の後継者不在率は7年連続で前年の水準を下回り、過去最低の41.0％となった。円滑な事業承継には中長期的な準備期間が必要であるが、足元では社長の高齢化に歯止めがかからない状態が続いており、事業承継中に発生した想定外の事態などで、事業継続に影響を及ぼすケースもみられる。

※企業概要ファイル「ＣＯＳＭＯＳ２」（約14８万社収録）から、2024年12月時点における茨城県内企業の社長データ（個人、非営利、公益法人等除く）を抽出し、集計・分析した。

調査結果（要旨）

1. 茨城県内企業の社長の平均年齢は61.4歳。前年を0.1歳上回り、過去最高を更新。社長が交代した割合は3.54％、前年から大きく変わらず31年連続の3％台
2. 年代別でみると、「50歳以上」の社長は8割超、「30代以下」の若手経営者はわずか2.3％にとどまる
3. 業種別でみると、「不動産」が65.0歳で最も高い。「卸売」（61.9歳）、「小売」（61.8歳）、「製造」（61.7歳）も、茨城県全体の平均年齢（61.4歳）を上回る
4. 交代した社長の就任経緯、「同族継承」が51.8％で半数以上を占める

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