レポート2025年度の雇用動向に関する静岡県内企業の意識調査

帝国データバンクが実施した調査では、2025年1月における人手不足企業の割合は「正社員」が53.4％となり、コロナ禍（2020年4月）以降で過去最高に達し、上昇に歯止めがかからない。1月としてはこれまで最も高かった2024年（52.6％）を上回り、4年連続の上昇となった。

そこで、帝国データバンクは、2025年度の雇用動向（採用）に関する企業の意識について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2025年2月調査とともに行い、全国調査分から静岡県内企業を抽出して分析した。

※ 調査期間は2025年2月14日～2月28日、調査対象は静岡県内企業783社で、有効回答企業数は330社（回答率42.1％）。

調査結果（要旨）

1. 2025年度、正社員の採用予定がある企業は57.0％、3年連続で前年を下回る。規模別では、「大企業」は78.7％と全体を大幅に上回ったが、「中小企業」は53.4％、うち「小規模企業」は30.3％にとどまる
2. 非正社員の採用予定がある企業は44.5％、2年連続で前年を下回る。規模別では、「大企業」は53.2％と全体を上回ったが、「中小企業」は43.1％、うち「小規模企業」は24.2％にとどまる

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