レポート埼玉県「社長年齢」分析調査（2024年）

いわゆる「団塊の世代」の多くが75歳以上の後期高齢者となる今年は、高齢化が更に進むことによる様々な課題が表面化する懸念を受け「2025年問題」の年と言われている。

帝国データバンク大宮支店が実施した調査では、2024年における埼玉県企業の後継者不在率は55.8％と改善傾向が続くものの、後継者不在による倒産も後を絶たない。社長の高齢化に歯止めがかからない状態は続いており、円滑な事業承継に向けて、早期に準備を進める必要性が高まっている。

調査結果（要旨）

1. 2024年時点の社長の平均年齢は60.9歳。前年を0.1歳上回り、過去最高を更新。社長が交代した割合は3.27％で、前年の3.16％から0.11ポイント増加
2. 「50歳以上」の社長は83.5％で、前年から1.0ポイント増加
3. 都道府県別、トップは秋田県と岩手県の62.6歳、埼玉県は群馬県、徳島県と並び高い方から数え22番目

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