レポート北海道・本社移転動向調査（2024年）

帝国データバンク札幌支店は、2024年に北海道から道外へ本社所在地を移転したことが判明した企業、および道外から北海道へ移転したことが判明した企業（個人事業主、非営利法人等含む）について、保有する企業概要データベースのうち業種や規模が判明している企業を対象に分析をおこなった。

※本社とは、実質的な本社機能（事務所など）が所在する事業所を指し、商業登記上の本店所在地と異なるケースがある。

調査結果（要旨）

1. 2024年に北海道から道外へ本社を移転した「転出企業」は26社判明した。一方、道外から北海道へ本社を移転した「転入企業」は21社判明。この結果、24年の北海道の本社移転動向は、転出社数が転入社数を5社上回る「転出超過」となった
2. 北海道から道外へ本社を移転した企業の転出先は「東京都」が10社で最多。道外から北海道へ移転した企業の転入元も同じく「東京都」が13社でトップ
3. 業種別では「転出企業」「転入企業」ともに「サービス業」が最多
4. 売上高規模別でみると、「転出企業」では「1～10億円未満」が14社で最も多かった一方、「転入企業」では「1億円未満」が16社で最多となった

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