2024年の宮城県内企業の倒産件数は165件となり、前年の146件を19件上回った。融資返済や物価高、人手不足などさまざまな環境の変化により、3年連続で前年を上回る倒産が発生し、2024年はついに2000年以降3番目の水準にまで増加している。また、休業・廃業、解散した企業は4067件となり、前年に比べて503件(14.1%)の増加であった。
そこで、帝国データバンク仙台支店は、企業が1年以内に倒産する確率を10段階のグレードで表す指標「倒産予測値(※)」をもとに特にリスクが高い企業(グレード8~10)を「高リスク企業」ととらえ、分析を行った。
※倒産予測値とは
- 倒産予測値とは今後1年以内に倒産する確率を個別企業ごとに算出したリスク指標
- 現地現認の信用調査と、独自のネットワークによる変動情報などを集積した帝国データバンクが保有するビッグデータから、倒産に関係が深い要素だけに焦点を当て、独自の統計モデルにより算出
- 個別企業ごとに予測したリスク指標をG1~G10の10段階のグレードに設定しており、G1が最も倒産リスクが低く、G10が最もリスクが高いグレードとなっている。実際、グレードが高いほど倒産が発生している
調査結果(要旨)
- 2024年における「高リスク企業」は2385社
- 業種別:『建設業』が671件で最多
- 売り上げ規模別:「10億円未満」が95.8%を占める
詳細は、以下のPDFをご覧ください
20250314_宮城県内企業「倒産リスク」分析調査(2024年)

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