レポート三重県内企業「2025年度の賃金動向」に関する意識調査
県内企業の6割超が賃上げ見込み、人件費増加率は平均4.71%と試算 ~ ベースアップ実施予定4年連続上昇・過去最高を更新 ~
いよいよ2025年度の春闘が本格化する。物価高や人手不足の影響を受けて2024年度は33年ぶりに賃上げ率が5%を超え、その勢いが続くのか注目される。政府は、一定割合の賃上げを行う企業に対して設備投資のための補助金を交付するなど、企業の賃上げを後押しする施策を講じている。さらに、石破首相は昨年11月の政労使会議において、2024年に続き春闘での大幅な賃上げ実現に向けた協力を要請するなど、賃金改善(※)の動向に関心が高まる。
そこで、帝国データバンク四日市支店は、2025年度の賃金動向に関する企業の意識について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2025年1月調査とともに行った。
※ 調査期間は2025年1月20日~1月31日、調査対象は三重県内企業319社で、有効回答企業数は119社(回答率37.3%)。なお、賃金に関する調査は2006年1月以降、毎年1月に実施し、今回で20回目
※ 賃金改善とは、ベースアップや賞与(一時金)の増加によって賃金が改善(上昇)すること。定期昇給は賃金改善に含めない。
調査結果(要旨)
- 2025年度は63.0%の企業で賃金改善を見込む 過去最高を更新
- 賃金改善の理由、「労働力の定着・確保」が73.3%でトップ
- 賃金を改善しない理由、「自社の業績低迷」が56.3%でトップ
- 総人件費は平均4.71%増加見込み 都道府県別で14番目に高い
詳細は以下のPDFをご覧ください
20250311_三重県内企業「2025年度の賃金動向」に関する意識調査

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