2024年の全国の倒産件数は9901件となり、前年の8497件を1404件上回った。奈良県においても、同年の倒産件数は110件となり、前年の64件を46件上回る結果となった。新型コロナウイルス状況下の“ゼロゼロ融資”により倒産件数は抑制されていたが、同融資の返済や物価高、人手不足など様々な環境の変化により、倒産件数は増加局面を迎えている。
帝国データバンク奈良支店では、奈良県内の企業が1年以内に倒産する確率を10段階のグレードで表す指標「倒産予測値」をもとに特にリスクが高い企業(グレード8~10)を「高リスク企業」ととらえ、分析を行った。
倒産予測値とは
- 今後1年以内に倒産する確率を個別企業ごとに算出したリスク指標。
- 現地現認の信用調査と、TDB独自のネットワークによ情報などを集積したビッグデータから、倒産に関係が深い要素だけに焦点を当てた独自のモデルにより算出。
- 個別企業ごとに予測したリスク指標をG1〜G10の段階のグレードに設定。G1が最も倒産リスクが低く、G10が最もリスクが高い。グレードが高いほど倒産が発生している。
詳細は、以下のPDFをご覧ください
20250311_奈良県内企業「倒産リスク」分析調査(2024年)

Contact Usお問い合わせ先
担当部署
株式会社帝国データバンク 奈良支店 TEL:0742-26-3231