レポート人手不足に対する滋賀県内企業の動向調査（2025年1月調査）

「求められる仕事に対応出来る人材が足りない」といった苦悩の声が、業種を問わず多くの企業からあがっている。慢性化する人手不足が続くなか、2025年1月時点で正社員の不足を感じる企業は、前回調査（2024年10月時点〈45.7％〉）に比べて上昇に転じた。1月時点としては、これまで最も高かった2019年（53.8％）をやや下回る水準が3年続いているが、コロナ禍前の水準に近づきつつある。

一方、非正社員の人手不足割合は26.1％となり、1月としては2年連続で3割を下回り、過去5番目の水準となった（過去最高は2019年1月の40.8％）。正社員においては人手不足が続いているが、非正社員についてはやや低下傾向にある。

調査結果（要旨）

1. 正社員が不足している企業の割合は52.3％で、1月時点としては4年連続で5割を上回った。業種別では、「建設」「サービス」が7割超となり、「不動産」が続いた
2. 非正社員における人手不足割合は26.1％となり、前年同月比1.9pt低下した。非正社員の人手不足感は緩和傾向にあるが、2024年10月と比較すると1.0pt上昇に転じた

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