レポート2025年度の賃金動向に関する埼玉県企業の意識調査
賃上げする企業は64.7%、4年連続で増加 ~ 賃上げ理由、「労働力の定着・確保」が引き続きトップ ~
いよいよ2025年度の春闘が本格化する。物価高や人手不足の影響を受けて2024年度は33年ぶりに賃上げ率が5%を超え、その勢いが続くのか注目される。政府は、一定割合の賃上げを行う企業に対して設備投資のための補助金を交付するなど、企業の賃上げを後押しする施策を講じている。さらに、石破首相は昨年11月の政労使会議において、2024年に続き春闘での大幅な賃上げ実現に向けた協力を要請するなど、賃金改善の動向に関心が高まる。
そこで、帝国データバンク大宮支店は、2025年度の賃金動向に関する埼玉県企業の意識について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2025年1月調査とともに行った。
- 調査期間は2025年1月20日~1月31日。調査対象は埼玉県企業1,003社で、有効回答数は425社(回答率42.4%)。全国は2万6,765社で、有効回答企業数は1万1,014社(回答率41.2%)。
- 賃金改善とは、ベースアップや賞与(一時金)の増加によって賃金が改善(上昇)すること。定期昇給は賃金改善に含めない。
調査結果(要旨)
- 2025年度は、埼玉県企業の64.7%が賃上げを見込む。4年連続で増加し、2007以来最高を更新
- 賃金改善の具体的内容は「ベースアップ」が58.4%と6割に迫る
- 賃金改善の理由は、「労働力の定着・確保」が75.3%で引き続きトップ(複数回答)
詳細は、以下のPDFをご覧ください
20250305_2025年度の賃金動向に関する埼玉県企業の意識調査

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