2024年通年(1月~12月)倒産件数は2年連続で増加して、前年を16件(28.1%)上回り73件となった。70件超えは2018年以来で、過去10年間で2番目に高かった。負債総額は94億100万円となり、2年ぶりに100億円を割れた。
休廃業・解散した企業(個人事業主を含む)件数は735件となり、前年より158件増えた。3年連続で増加して、2024年における倒産件数の約10.1倍にのぼった。
そこで、帝国データバンクでは、企業が1年以内に倒産する確率を10段階のグレードで表す指標「倒産予測値」をもとに、リスクが高い企業(グレード8~10)を「高リスク企業」と捉え、山口県に本社を置く1万6980社を対象に分析を行った。
- 倒産予測値とは今後1年以内に倒産する確率を個別企業ごとに算出したリスク指標、現地現認の信用調査と独自のネットワークによる変動情報などを集積した帝国データバンクが保有するビッグデータから、倒産に関係が深い要素だけに焦点を当て、独自の統計モデルにより算出、個別企業ごとに予測したリスク指標をG1~G10の10段階のグレードに設定しており、G1が最も倒産リスクが低く、G10が最もリスクが高いグレードとなっていてグレードが高いほど実際に倒産が発生している。
調査結果(要旨)
- 高リスク企業数、「建設業」「卸売業」の2業種で400社を超える
- 高リスク企業の増加率、「建設業」が17.8%で最も高く
- 高リスク企業、売上高「1億円未満」、従業員数「5人未満」が最多
詳細は以下のPDFをご覧ください
20250228_山口県「倒産リスク」分析調査(2024年)

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