レポート

岡山県 「倒産リスク」分析調査(2024年)

2292社が倒産リスクに直面 ~業種別、「建設業」が増加率16.1%増で最も高く~

岡山県の2024年通年(1月~12月)倒産件数は102件となり、13年ぶりに100件を超えた。負債総額は135億1900万円となり、3年ぶりに100億円を上回った。また、休廃業・解散した企業(個人事業主を含む)件数は958件だった。前年(860件)を98件(11.4%)上回り、2年連続で増加して過去5年で最も多く、2024年における倒産件数(102件)の9.4倍となった。

そこで、帝国データバンクでは、企業が1年以内に倒産する確率を10段階のグレードで表す指標「倒産予測値」をもとに、リスクが高い企業(グレード8~10)を「高リスク企業」と捉え、岡山県に本社を置く2万3554社を対象に分析を行った。

  • 倒産予測値とは今後1年以内に倒産する確率を個別企業ごとに算出したリスク指標。現地現認の信用調査と独自のネットワークによる変動情報などを集積した帝国データバンクが保有するビッグデータから、倒産に関係が深い要素だけに焦点を当て、独自の統計モデルにより算出。個別企業ごとに予測したリスク指標をG1~G10の10段階のグレードに設定しており、G1が最も倒産リスクが低く、G10が最もリスクが高いグレードとなっていてグレードが高いほど実際に倒産が発生している。

調査結果(要旨)

  1. 高リスク企業数、62社減の2292社。「建設業」「製造業」「卸売業」が450社を超える
  2. 高リスク企業の増加率、「建設業」が16.1%増で最も高く
  3. 高リスク企業、売上高「1億円未満」、従業員数「5人未満」が最多

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20250228_岡山県「倒産リスク」分析調査(2024年)

Contact Usお問い合わせ先

担当部署

株式会社帝国データバンク 岡山支店 TEL:086-224-4681