帝国データバンク札幌支店は、M&Aに対する北海道内企業の意識について調査を行った。
調査期間は2024年12月16日~2025年1月6日、調査対象は道内1,126社で、有効回答企業数は497社(回答率44.1%)。なお、M&Aに対する調査は、前回2019年6月に実施し、今回で2回目。
過去5年(2019~24年)における自社のM&Aの実施状況について尋ねたところ、「過去5年の間にM&Aを実施した」(「買い手となった」「売り手となった」「買い手・売り手両者となった」の合計 , )道内企業の割合は9.9%となった。他方、「過去5年の間にM&Aを実施していない」企業は84.9%だった。
規模別でみると、「過去5年の間にM&Aを実施した」企業は、『大企業』(17.6%)が『中小企業』(8.3%)を、9.3ポイント上回った。特に、「M&Aの買い手となった」では、『大企業』が15.3%で『中小企業』(3.9%)の約4倍にのぼった。
業界別でみると、「過去5年の間にM&Aを実施した」企業は、『小売』が21.3%でトップとなり、9業界のなかで唯一2割を上回った一方、『農・林・水産』は0.0%で実施した企業はなかった。
調査結果(要旨)
- 過去5年(2019~24年)で「M&Aを実施した」道内企業は9.9%
- 今後5年以内に「M&Aに関わる可能性がある」企業は26.6%で前回調査(2019年6月調査)を下回る
- 相手企業に対して重視すること、買い手は「財務状況」、売り手は「従業員の処遇」がトップ
- M&Aの相談先、「メインバンク」が5割超、「税理士事務所」が3割台で続く
- M&Aに対する規制強化、「必要がある」と考える道内企業が半数を超える
詳細は以下のPDFをご覧ください
20250227_M&Aに対する北海道内企業の意識調査

Contact Usお問い合わせ先
担当部署
株式会社帝国データバンク 札幌支店情報部 TEL:011-272-3933