レポート広島県 「倒産リスク」分析調査(2024年)

5000社超が倒産リスクに直面 ~業種別、「建設業」が増加率14.7%で最も高く~

2025/02/26
倒産・休廃業

2024年通年(1月~12月)倒産件数は200件となり、前年より43件増え27.4%上回った。記録が残る1965年以降の倒産集計(任意整理を含む)で最も少なかった2022年から2年連続で増加した。なお、負債総額は514億4300万円となり、2年ぶりに増加した。また、休廃業・解散した企業(個人事業主を含む)件数は1543件となり、前年より189件増え、2年連続で増加して過去5年で最も多くなり、2024年における倒産件数の約7.7倍にのぼった。

そこで、帝国データバンクでは、企業が1年以内に倒産する確率を10段階のグレードで表す指標「倒産予測値」をもとに、リスクが高い企業(グレード8~10)を「高リスク企業」と捉え、広島県に本社を置く3万8276社を対象に分析を行った。

  • 倒産予測値とは今後1年以内に倒産する確率を個別企業ごとに算出したリスク指標、現地現認の信用調査と独自のネットワークによる変動情報などを集積した帝国データバンクが保有するビッグデータから、倒産に関係が深い要素だけに焦点を当て、独自の統計モデルにより算出、個別企業ごとに予測したリスク指標をG1~G10の10段階のグレードに設定しており、G1が最も倒産リスクが低く、G10が最もリスクが高いグレードとなっていてグレードが高いほど実際に倒産が発生している。

調査結果(要旨)

  1. 高リスク企業数、「建設業」「製造業」「卸売業」の3業種で1000社を超える
  2. 高リスク企業の増加率、「建設業」が14.7%で最も高く
  3. 高リスク企業、売上高「1億円未満」、従業員数「5人未満」が最多

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20250226_広島県「倒産リスク」分析調査(2024年)

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