2024年、新潟県の倒産件数は前年同期比1.5倍の134件と2000年以降で過去最高となった。
帝国データバンクでは、「企業が今後1年以内に倒産する確率」を10段階のグレードで表す指標「倒産予測値」(※)を算出している。個別企業ごとに予測したリスク指標をG1~G10の10段階のグレードに設定しており、G1がもっとも倒産リスクが低く、G10がもっとも倒産リスクが高いグレードとなっている。
今回、高リスク企業(G8~G10)について調査・分析を行った。2024年12月時点で高リスク企業は全国に12万6960社。そのうち、新潟県には2273社(構成比1.8%)が存在する。高リスク企業発生率は7.3%だった。
※倒産予測値は、現地現認の信用調査と、企業概要データベースCOSMOS2(全国約147万社収録、新潟県は3万1211社)、独自のネットワークによる変動情報などを集積した帝国データバンク保有のビッグデータから、倒産に関係が深い要素だけに焦点を当て、独自の統計モデルによって算出している。グレードが高いほど実際に倒産が発生している。
調査結果(要旨)
- 新潟県の高リスク企業数は2273社。2024年の高リスク企業発生率は7.3%
- 業種別では「卸売業」「製造業」「建設業」が多く、高リスク企業発生率が高いのは「運輸・通信業」。2025年はこれらの業種の倒産件数が増える可能性が高い
- 売上規模別では売上高10億円未満が全体の97.2%。従業員数別では従業員10人未満が全体の77.4%に達した
詳細は以下のPDFをご覧ください
20250221_新潟県の「倒産リスク」分析調査(2024年)

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