レポート福井県・「倒産リスク」分析調査(2024年)

福井県内 1196社が倒産リスクに直面

2025/02/14
倒産・休廃業

SUMMARY

企業が1年以内に倒産する確率を10段階のグレードで表す指標「倒産予測値」(※)算出の福井県内1万4185社のうち、2024年12月時点で高リスク企業(グレード8~10)は全体の8.4%にあたる1196社であった。高リスク企業が最も多い業種は「製造業」の370社で、出現率が高いのは「運輸・通信業」の25.1%(442社中)、昨対比で最も高いのは「建設業」の118.8%、昨対比で最も多いのは「製造業」の28件増となった。

全国的に倒産が増加するなかで、福井県では2024年は48件の倒産が発生して2020年以来の水準となり、倒産増に転じた。

倒産リスク指標(福井県8.4%)が示すのは、取引先が100社あれば、倒産リスクが潜在的に高い企業は平均8~9社が存在することである。倒産増が続くなかで、売掛金の回収トラブルを防ぐ与信管理のみならず、安定供給に向けた調達管理にも注意を払う必要があるだろう。

※ 倒産予測値とは

  • 倒産予測値とは今後1年以内に倒産する確率を個別企業ごとに算出したリスク指標
  • 現地現認の信用調査と、独自のネットワークによる変動情報などを集積した帝国データバンクが保有するビッグデータから、倒産に関係が深い要素だけに焦点を当て、独自の統計モデルにより算出
  • 個別企業ごとに予測したリスク指標をG1~G10の10段階のグレードに設定しており、G1が最も倒産リスクが低く、G10が最もリスクが高いグレードとなっていてグレードが高いほど実際に倒産が発生している

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20250214_福井県・「倒産リスク」分析調査(2024年)

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