レポート横浜市メインバンク動向調査(2024年)

横浜市でも横浜銀行のシェアトップ続く ~ 増加社数は横浜信金がトップ ~

2025/01/30
資金繰り  金融

日銀は1月24日の金融政策決定会合で政策金利を0.5%へ引き上げることを決定した。金融環境が変化する一方、コロナ禍で疲弊した中小企業では返済が困難になっているケースもあるなか、企業への対応を巡って地域金融機関に求められる役割が増している。「神奈川県メインバンク動向調査(2024年)」では横浜銀行が調査開始以来15年連続でトップとなり、引き続き圧倒的な存在感を誇っているが、横浜市におけるメインバンク動向はどのようになっているのか。

帝国データバンク横浜支店では、2024年10月末時点の企業概要データベース「COSMOS2」(約148万社収録、特殊法人・個人事業主含む)のうち、横浜市内の企業(約3万1700社)が「メインバンク」と認識する金融機関を抽出し、集計・分析した。一企業に複数のメインがあるケースでは各企業が最上位として認識している金融機関をメインバンクとした。

[注] 本調査は帝国データバンクが独自に調査・保有する企業概要データベース「COSMOS2」に収録された企業データであるため、各金融機関がメインとして認識する実数と異なる場合がある

調査結果(要旨)

  1. 横浜市内におけるメインバンク社数トップは「横浜銀行」。企業数は7,501社で市内シェアは23.69%となり、同行の県内のメインバンクシェア(20.13%)を3.56pt上回った
  2. 2位は「横浜信金」で企業数は5919社でシェアは18.69%。同信金の県内メインバンクシェア(9.16%)を9.53pt上回るなど、市内での存在感を示している。3位~5位まではメガバンクが占め、6位に「川崎信金」(1666社、シェア5.26%)となった
  3. 業種別では主要7業種中5業種で「横浜銀行」がトップとなり、とくに「サービス業」のシェアが26.47%(前年比4.29pt増)と高い。「建設業」と「製造業」の2業種で「横浜信金」がトップとなった
  4. 売上規模別にみると、売上高「5000万円未満」から「50億円~100億円未満」までの各分類で「横浜銀行」のシェアがトップとなった

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20250130_横浜市メインバンク動向調査(2024年)

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