帝国データバンク静岡支店は、2024年1-12月に発生した企業の休廃業・解散動向について調査・分析を行った。
2024年に静岡県で休業・廃業、解散を行った企業(個人事業主を含む、以下「休廃業」)は1941件となり、2016年以降では2019年の1954件に次いで2番目に高くなった。前年比では19.8%増と大幅増加となり、3年連続で増加した。
休廃業した企業の雇用人数(正社員)は少なくとも累計2348人に及び、前年(1750人)から約600人増加し、2016 年以降で最多となった。すべての雇用機会が消失したものではないが、経営者を除く2348人の従業員が転退職を迫られた計算となる。しかし、消失した売上高の合計は487億円で、前年(539億円)から減少し、小規模零細企業の割合が増加している様子がうかがえた。
調査結果(要旨)
- 2024年の休廃業・解散は1941件、前年比19.8%増
- 「黒字」の休廃業・解散は49.1%、「黒字」・「資産超過」の休廃業・解散は16.1%
- 休廃業・解散企業の経営者年齢、平均71.9歳 右肩上がりに上昇
- 業種別では、「建設業」が281件で最多、上昇率では2024年問題の影響を受けた「運輸・通信業」が前年比85.7%増で最も高くなった
詳細は以下のPDFを参照ください
20250129_静岡県内企業「休廃業・解散」動向調査(2024年)

Contact Usお問い合わせ先
担当部署
株式会社帝国データバンク 静岡支店 TEL:054-254-8301