レポート滋賀県内企業メインバンク調査(2024年)

「滋賀銀行」がシェア58.31%でトップ ~前年に続き信用金庫が社数を増やす~

2024/12/27
資金繰り  金融

人口減少や長く続いた超低金利で厳しい経営環境にあった金融機関は、政策金利の引き上げなどが契機となり業務収益が改善しつつある。一方で、割安な手数料や横断的な各種サービスで顧客囲い込みを図るネット銀行が台頭してきている。こうしたなか、過剰債務を抱えコロナ禍で疲弊した中小企業の経営を立て直すといった役割が地域金融機関に求められており、中小企業の「メインバンク」の選択にも変化が生じる可能性がある。

帝国データバンク滋賀支店では、2024年10月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」に収録されている滋賀県内の企業(13,824社)がメインバンクと認識している金融機関について抽出し、集計した。同調査は2024年2月に続き 8 回目。

調査結果(要旨)

  1. 滋賀県内の企業がメインバンクと認識している金融機関のトップは、「滋賀銀行」でシェア58.31%。「関西みらい銀行」がシェア12.64%で2位、3位の「滋賀中央信金」や4位の「京都信金」「長浜信金」「湖東信金」など、信用金庫勢が社数を伸ばした
  2. 滋賀県内の企業を主要7業種別にみると、全業種で「滋賀銀行」がトップ、「関西みらい銀行」が2位となった。「建設」では「滋賀銀行」がシェア6割を超えた
  3. 滋賀県内の企業を売上高規模別でみると、全規模で「滋賀銀行」がトップ。「50億円未満」では「関西みらい銀行」が2位、「50億円以上」では「三井住友銀行」が2位となった

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20241227_滋賀県内企業メインバンク調査(2024年)

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