まもなく2024年が終わろうとしている。世界経済に影響を与えているロシアによるウクライナ侵攻は、双方が強硬姿勢を貫く中、まもなく3年が経過する。さらに中東情勢は緊迫しており、世界は混迷の度合いを増している。
国内では、2024年3月に日経平均株価が34年ぶりに高値を更新し、初の4万円台を記録した。しかし、同年8月に日経平均株価が前日比で過去最大の下落幅となり、一時日本の金融市場は混乱した。
来年の2025年はどのような年になるのだろうか。米国では再選されたトランプ大統領の動向が注目される。また国内においては、団塊世代が75歳以上となり、超高齢化と労働力不足が深刻となる「2025年問題」など、様々な課題に直面する。「昭和100年」となる2025年に100周年を迎える企業にとっては、大きな節目の年となろう。
この記事では、帝国データバンクが保有する企業データベース「COSMOS2」（約149万社）を基に、2025年に100周年を迎える企業1,685社について、企業の本社所在地、業種別、企業規模別、損益の状況別、代表者年齢について分析。100年経営の老舗企業が直面する課題にも触れている。