レポート富山県企業「メインバンク」動向調査(2024)

北陸銀行がシェアトップ、メイン社数増の最多は富山第一銀行 「ネット銀行経済圏」 中小企業に浸透

2024/12/23
資金繰り  金融

人口減少や超低金利の長期化による収益環境の悪化など厳しい経営環境が続いてきた金融機関は、政策金利の引き上げなどが追い風となり収益が改善しつつある。一方で、割安な手数料や横断的な各種サービスで顧客囲い込みを図るネット銀行が台頭してきている。こうした環境下において、従来の貸し出しシェア競争から一線を画し、コロナ禍で疲弊した中小企業の経営を立て直すといった役割が地域金融機関に求められており、中小企業の「メインバンク」の選択にも影響を与える可能性がある。

  • 帝国データバンクでは、2024年10月末時点の企業概要データベース「COSMOS2」(約147万社収録、特殊法人・個人事業主含む)をもとに、企業が「メインバンク」と認識する金融機関を分析した。一企業に複数のメインがあるケースでは、各企業が最上位として認識している金融機関をメインバンクとした。同調査は2023年12月に続き16回目。
  • 本調査は帝国データバンクが独自に調査・保有する企業概要データベース「COSMOS2」に収録された企業データであるため、各金融機関がメインとして認識する実数と異なる場合がある

調査結果(要旨)

  1. 富山県におけるシェアトップは「北陸」の7570社 メイン社数増の最多は「富山第一」
  2. 富山県における業態別シェアのトップは「地方銀行」、地域全体の60.27%を占めた
  3. 「ネット銀行経済圏」富山県でも拡大 取引社数は33社、最多は「楽天銀行」

詳細は以下PDFをご覧ください

20241223_富山県企業「メインバンク」動向調査(2024)

Contact Usお問い合わせ先

担当部署

株式会社帝国データバンク 富山支店 TEL:076-432-8110