レポート第17回 多摩地区企業のメーンバンク実態調査

はじめに

帝国データバンクは、2024年10月末時点の企業概要ファイル「ＣＯＳＭＯＳ２」（148万社）に収録されている多摩地区企業（2万8451社）がメーンバンクと認識している金融機関について抽出し、集計した。

調査対象は全業種全法人で、個人経営も含む。同調査は2023年12月に続き、今回で17回目。

※本調査は「ＣＯＳＭＯＳ２」に収録されている企業のデータであるため、各金融機関がメーンとして取引している実数とは異なる。また、一企業に複数のメーンがあるケースでは、企業が最上位として認識している金融機関のみを集計した。

調査結果（要旨）

1. 多摩地区でメーンバンクのシェア首位の金融機関は、唯一7000社を超え、地元・立川市に本店を置く「多摩信金」の7159社（シェア25.16％、前年比＋0.14ポイント）。増加社数、シェア伸び率ともトップ。
2. 業種別では、全業種で「多摩信金」が首位。
3. 売上規模別では、年商５億円以上10億円未満までの規模では「多摩信金」が首位。
4. 業態別では、「信用金庫」のシェアが漸増傾向が続く。
5. 市郡別において、メーンバンクとなっている社数は、「多摩信金」が14市で最多。「みずほ」「西武信金」は３市で最多。「りそな」は２市で最多。「青梅信金」は１市１郡で最多。「三菱ＵＦＪ」「三井住友」「きらぼし」は１市で最多。

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