レポート中国地方 「周年記念企業」調査（2025年）

2000年代に入って早くも四半世紀となる2025 年。日本にとっては戦後80年という重要な節目の年でもある。また、昭和時代から数えるとちょうど100年を迎えることとなり、これまでの歴史を振り返ると同時に、未来を見据える良い機会となるはずだ。

企業にとっても周年記念に際して、これまでの時代の移り変わりに柔軟に対応し、様々な困難を乗り越えてきた自社の歴史から改めて学ぶとともに、記念式典の開催のみならず、企業戦略としてのCI（コーポレートアイデンティティ）の再構築、自社ブランドの強化、組織の一体感や企業価値の向上など今後の発展に向けた取り組みを行う好機となるだろう。

帝国データバンク広島支店では、中国地方に本店を置く企業（個人経営・特殊法人・団体など含む）で、2025年に創業・設立のどちらか早い方から10年刻み（200周年以降は50年刻み）で節目の年を迎える「周年記念企業」を、2024年11月時点の企業概要データベース「COSMOS2」（全国約147万社収録）から抽出・分析した。

調査結果（要旨）

1. 中国地方に本店を置く企業で、2025年に「100周年」を迎える企業は102社
2. 業種別、「10周年」では『サービス業』、「30周年」「50周年」では『建設業』、「100周年」では『小売業』がそれぞれトップに
3. 売上規模別、「100周年」では『1億円～10億円未満』が43.1％で最多
4. 中国5県別、「100周年」では『広島県』が32.4％を占める

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