レポート奈良県「後継者不在率」動向調査(2024年)

後継者「不在率」、過去最低の49.4%、前年比1.8ポイント低下 跡継ぎ候補にベテラン志向 「豊富な経験」後継者に求める傾向強まる

2024/12/09
社長・後継者  倒産・休廃業

地域の経済や雇用を支える中小企業。しかし、近年は後継者が見つからないことで、事業が黒字でも廃業を選択する企業は多い。日本政策金融公庫が2023年に実施した調査では、60歳以上の代表者のうち60%超が将来的な廃業を予定していた。

足元では後継者問題が改善に向かっている。ただ、事業承継中に発生した想定外の事態などで事業承継が円滑に進まない事例もみられ、後継者「決定後」のサポートも欠かせない。

帝国データバンクでは、信用調査報告書ファイル「CCR」(200万社収録)など自社データベースを基に、2022年10月-24年10月の期間を対象に、事業承継の実態について分析可能な2241社(奈良県・全業種)における後継者の決定状況と事業承継について分析を行った。同様の調査は2023年11月に続き11回目

調査結果(要旨)

  1. 2024年の後継者不在率は49.4% 調査開始以降で最低値、改善ペースは鈍化傾向
  2. 「40代、50代、60代、80代」で後継者不在率が悪化 「70代」は全年代で最低
  3. 「三重県」34.1%、4年連続で全国最低水準 「秋田県」72.3%で全国最高水準
  4. 事業承継で「脱ファミリー化」が加速、内部昇格、外部招聘が増加

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20241209_奈良県「後継者不在率」動向調査(2024年)

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