レポートリスキリングに関する青森県企業の意識調査(2024年)
リスキリングに取り組んでいる企業は 4.9%にとどまる~ 時間や人材などリソース不足が課題に ~
人手不足や賃上げ機運も高まるなか、「人への投資」による生産性向上は、企業経営にとって極めて重要なテーマと言える。賃上げ原資を確保するためには、1人当たりの労働生産性を高めることが必須なのは言うまでもない。
こうした中で注目されているのがリスキリングとなる。リスキリングとは「新しい職業に就くために、あるいは今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」であり、世界経済フォーラムにおいては2018年から3年連続でリスキリングセッションが開催された。日本では「骨太の方針」に盛り込まれ、2022年に岸田前首相がリスキリング支援として5年間で1兆円を投じると表明したことを皮切りに、政府も助成金などあらゆる支援策を積極的に講じている。石破首相の所信表明演説でもその重要性が触れられるなど、近年はより一層注目度が高まっている。
そこで、帝国データバンク青森支店では、リスキリングに対する企業の取り組み状況やその内容、課題について調査を実施した。
※調査期間は2024年10月18日~10月31日。調査対象は青森県内企業188社、有効回答企業数は82社(回答率43.6%)
調査結果(要旨)
- リスキリングに「取り組んでいる」企業は4.9%、今後「取り組みたいと思う」企業は18.3%となり、リスキリングに「積極的」な意欲を示した企業は23.2%にとどまった。
- リスキリングの取り組み内容、「eラーニング、オンライン学習サービスなどの活用」が52.6%で最も高く、「経営層による新しいスキルの学習、把握」も42.1%となり高水準で続いた
- リスキリングに取り組む課題としては、時間や人材、費用などのリソース不足が浮き彫りに
詳細は、以下のPDFをご覧ください
20241202_リスキリングに関する青森県企業の意識調査(2024年)

Contact Usお問い合わせ先
担当部署
株式会社帝国データバンク 青森支店 TEL:017-776-5048 FAX:017-723-4414