レポート富山県「後継者不在率」動向調査(2024年)

後継者「不在率」58.2%、4年連続で改善 後継者候補の属性、「非同族」の割合が上昇

2024/11/28
社長・後継者  倒産・休廃業

地域の経済や雇用を支える中小企業。しかし、近年は後継者が見つからないことで、事業が黒字でも廃業を選択する企業は多い。日本政策金融公庫が2023年に実施した調査では、60歳以上の代表者のうち60%超が将来的な廃業を予定していた。

足元では後継者問題が改善に向かっている。ただ、事業承継中に発生した想定外の事態などで事業承継が円滑に進まない事例もみられ、後継者「決定後」のサポートも欠かせない。

※帝国データバンクでは、信用調査報告書ファイル「CCR」(200万社収録)など自社データベースを基に、2022年10月-24年10月の期間を対象に、事業承継の実態について分析可能な2634社(富山県・全業種)における後継者の決定状況と事業承継について分析を行った。同様の調査は2023年11月に続き11回目

調査結果(要旨)

  1. 2024年の富山県の後継者不在率は58.2% 前年に続き6割を下回る
  2. 2011年以降で最も不在率が高かった2020年から改善傾向続くも、全国では12番目の高さ
  3. 「30代・50代・70代」で後継者不在率が上昇 「80代以上」は全年代のなかで最低
  4. 業種別で後継者不在率が最も高いのは、「建設業」の67.4%

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20241128_富山県「後継者不在率」動向調査(2024年)

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