長い業歴のなかで、変化を恐れず「進取の気性」を持つことで多くの災害や需要の変化などを乗り越えてきた老舗企業。国内の多くを占めているファミリービジネスや質素・倹約などを記した家訓に代表される商業精神など、日本ならではの老舗の姿は経営の教科書的存在として取り上げられることが多く、商売繁盛に向けての模範として扱われている。
一方で、足元では老舗企業の倒産が目立っている。「老舗=安泰」のイメージが崩れかけており、本業の事業性評価が問われるなど老舗企業の底力が試されている。
2024年9月時点で業歴100年以上を有する老舗企業は、鳥取県で287社、島根県で441社、両県あわせて728社にのぼる。また、全企業に占める老舗企業の割合を示す「老舗出現率」は、鳥取県が3.69%、島根県が4.53%であった。
調査結果(要旨)
- 2024年9月時点における山陰両県の老舗企業数は、鳥取県287社、島根県441社。
- 老舗出現率は、鳥取県3.69%、島根県4.53%。都道府県別では島根県6位、鳥取県12位。
- 業種別では、鳥取県、島根県ともに旅館がトップ、清酒製造が続く。
- 売上高別では、「1億円未満」が鳥取県55.0%、島根県55.6%で最多。
詳細は、以下のPDFをご覧ください
20241126_山陰地区 「老舗企業」分析調査(2024年)

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