長い業歴のなかで、変化を恐れず「進取の気性」を持つことで多くの災害や需要の変化などを乗り越えてきた老舗企業。国内の多くを占めているファミリービジネスや質素・倹約などを記した家訓に代表される商業精神など、日本ならではの老舗の姿は経営の教科書的存在として取り上げられることが多く、商売繁盛に向けての模範として扱われている。
一方で、足元では老舗企業の倒産が目立っている。「老舗=安泰」のイメージが崩れかけており、本業の事業性評価が問われるなど老舗企業の底力が試されている。
2024年9月時点で、業歴100年以上を有する道内の老舗企業は1690社にのぼる。また、道内における老舗企業の割合を指す「老舗出現率」は2.23%だった。現時点では、2025年も同水準の企業が100周年を迎えると見込まれる。
調査結果(要旨)
- 2024年9月時点における道内の老舗企業数は、1690社。老舗出現率は2.23%だった
- 業種別の老舗企業数では「貸事務所業」がトップ。「酪農業」や「一般土木建築工事業」などが上位に
- 売上高別では45.4%が「1億円未満」となり最多。「1000億円以上」は0.6%
詳細は、以下のPDFをご覧ください
20241121_道内「老舗企業」分析調査(2024年)

Contact Usお問い合わせ先
担当部署
株式会社帝国データバンク 札幌支店情報部 TEL:011-272-3933(直通)