長い業歴のなかで、変化を恐れず「進取の気性」を持つことで多くの災害や需要の変化などを乗り越えてきた老舗企業。国内の多くを占めているファミリービジネスや質素・倹約などを記した家訓に代表される商業精神など、日本ならではの老舗の姿は経営の教科書的存在として取り上げられることが多く、商売繁盛に向けての模範として扱われている。
一方で、足元では老舗企業の倒産が目立っている。「老舗=安泰」のイメージが崩れかけており、本業の事業性評価が問われるなど老舗企業の底力が試されている。
帝国データバンク奈良支店では、帝国データバンクが保有する企業概要ファイル「COSMOS2」(2024年9月時点、全国約147万社収録)に加え、独自で収集し営業の実体が確認できた奈良県に本社を置く企業を元に「老舗企業」の分析を行った。
調査結果(要旨)
- 2024年9月時点における奈良県の老舗企業数は493社
- 「老舗出現率」は3.30%となり、全国21位
- 業種別では、清酒製造業や医薬品製剤製造業など食、健康に関わるビジネスが上位
- 売上高別では「1億円未満」が5割弱を占め、「500億円以上」はなかった
詳細は、以下のPDFをご覧ください
20241118_奈良県内企業「老舗企業」分析調査(2024年)

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