レポート九州・沖縄地区「老舗企業」分析調査(2024年)

「老舗企業」、九州に3762社 ~蒸留酒・混成酒がトップで100社を超える~

2024/11/14
注目企業

長い業歴のなかで、変化を恐れず「進取の気性」を持つことで多くの災害や需要の変化などを乗り越えてきた老舗企業。国内の多くを占めているファミリービジネスや質素・倹約などを記した家訓に代表される商業精神など、日本ならではの老舗の姿は経営の教科書的存在として取り上げられることが多く、商売繁盛に向けての模範として扱われている。
一方で、足元では老舗企業の倒産が目立っている。「老舗=安泰」のイメージが崩れかけており、本業の事業性評価が問われるなど老舗企業の底力が試されている。

2024年9月時点で、九州における業歴100年以上を有する老舗企業は3762社にのぼる。年々老舗企業の社数は増加している。また、九州における老舗企業の割合を指す「老舗出現率」は1.97%だった。現時点では、2025年も同水準の企業が100周年を迎えると見込まれる。

調査結果(要旨)

  1. 2024年9月時点における九州の老舗企業数は、3762社。老舗出現率は1.97%だった
  2. 都道府県別では、出現率は佐賀県が3.71%でトップとなり、長崎県(2.78%)、大分県(2.62%)が続く
  3. 業種別では蒸留酒・混成酒が社数トップとなり、土木工事、貸事務所が続く
  4. 売上高別では44.4%が「1億円未満」で半数近くを占める

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20241114_九州・沖縄地区「老舗企業」分析調査(2024年)

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