毎年10月に改定される最低賃金。2024年における全国の加重平均は1055円となり、2023年より51円高くなった。
目標としていた全国加重平均1000円を2023年に達成した政府は、次なる目標として2030年代半ばまでに1500円を目指すことを「経済財政運営と改革の基本方針2024」(骨太の方針2024)で示している。また、10月に行われた衆議院選挙において、各政党は2020年代に1500円に引き上げることを選挙公約として掲げた。
継続的な賃金の引き上げは、労働者の収入増加による消費の活性化などが期待される一方で、企業経営者にとっては人件費の上昇による収益悪化などが懸念されている。
そこで、帝国データバンク鳥取支店では最低賃金と採用時の最低時給に関する企業の実態について調査を実施した。調査期間は2024年9月19日~30日、調査対象は鳥取県に本店を置く企業161社で、有効回答企業数は50社(回答率31.1%)。
調査結果(要旨)
- 従業員採用時の最低時給は平均1000円、2024年改定の最低賃金を43円上回る
- 中国5県別、「鳥取県」は最も低く
詳細は、以下のPDFをご覧ください
20241108_鳥取県 最低賃金と採用時の最低時給に関する企業の実態調査(2024年9月)

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