レポート近畿「老舗企業」分析調査(2024年)

近畿の「老舗企業」、8000社を突破 ~ 老舗出現率、京都府が全国トップを守る ~

2024/11/07

長い業歴のなかで、変化を恐れず「進取の気性」を持つことで多くの災害や需要の変化などを乗り越えてきた老舗企業。国内の多くを占めているファミリービジネスや質素・倹約などを記した家訓に代表される商業精神など、日本ならではの老舗の姿は経営の教科書的存在として取り上げられることが多く、家業繁栄の模範として扱われている。特に近畿地方は、「千年の都」として確固たる歴史を有する京都府や「天下の台所」として長く商業の中心地であり続けた大阪府を擁し、今なお活躍し続ける企業は多い。

帝国データバンク大阪支社が把握している業歴100年以上を有する近畿2府4県の老舗企業は、2023年9月時点から243社増加し、2024年9月時点で8071社にのぼる。

また、全企業に占める老舗企業の割合を指す「老舗出現率」は3.09%だった。

調査結果(要旨)

  1. 2024年9月時点における近畿の老舗企業数は、8071社。府県別では大阪府が2767社で全国2位、続いて京都府(1897社、全国4位)、兵庫県(1749社、全国5位)がトップ5に入った
  2. 近畿の老舗出現率は3.09%。京都府が5.35%で全国トップとなり、滋賀県(4.57%)が全国5位
  3. 業種別は、貸事務所業が最多。長年の事業活動を経て、所有不動産を活用した収益モデルを確立しているとみられる
  4. 売上高別は、『10億円未満』の割合が74.7%、『10億円以上』が25.2%

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20241107_近畿「老舗企業」分析調査(2024年)

Contact Usお問い合わせ先

担当部署

株式会社帝国データバンク 大阪支社情報部 TEL:06-6441-3100