レポート

2021年のIPO 動向

~2021年のIPO 社数は前年比32社増の125社(TOKYO PRO Market を除く)~

2022/06/30

2020年は大納会の終値が2万8,791円71銭と、年末の終値としてはバブル経済最盛期であった1989年の3万8,900円台以来32年ぶりの高値で終了し、2021年は2万7,000円台からスタートした。

 2021年の前半はワクチン接種拡大への期待感や各国の巨額な財政出動が期待されるなか、2月には30年ぶりに平均株価が3万円台の大台に乗るなど堅調に推移した。その後は新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の感染再拡大にともなう緊急事態宣言再発出への懸念などから下落傾向が続き、8月には2万6,000円台の最安値となった。しかし9月には菅総理(当時)の自民党総裁選挙立候補断念による新内閣に対する期待感から、日経平均株価は3万円台の高値を記録。ワクチン接種の進展から経済活動も正常化に向かい、通年では前年に比べて好調な推移となった。ただし、オミクロン株の拡大とともに年末にかけては先行き不透明感が高まり、2022年度に向けては一抹の不安を残す形となった。

本稿では、市場関係者および支援機関への取材、IPO 意向企業へのアンケート結果などから、IPO の2021年を振り返る。

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