景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
---|---|---|
40.6 | 0.4 | 2カ月ぶりの改善 |
概況
景気DI(40.6)は2カ月ぶりに僅かに改善した。3カ月連続で40台を維持したものの、回復には力強さに欠ける展開が続いており、物価高を背景とした受注量の減少や、購買意欲の低迷などの影響が企業業績を直撃していることで景気に停滞感が生じている。11月時点では好調な様子を見せる企業・業種においても、燃料・原材料価格に対する不安や、日米における政権交代への不安から、先行きは不透明との観測が強まっており、上昇基調への転換にはまだ時間を要するだろう。
景気DI
景気DI(40.6)は前月比0.4ポイント僅かに増加し、2カ月ぶりに改善した。『全国』(44.4)との格差は3.8ポイントで同0.3ポイント縮小した。県別では改善5県(「岩手」「宮城」「秋田」「山形」「福島」)、悪化1県(「青森」)となった。
規模別DI
「大企業」(45.2)が前月比0.3ポイント減少、「中小企業」(40.0)が同0.4ポイント増加した。「大企業」と「中小企業」の格差は5.2ポイントとなり、同0.7ポイント縮小した。
業界別DI
改善が『運輸・倉庫』『農・林・水産』『製造』などの5業界、悪化は『不動産』『金融』『卸売』などの4業界、『小売』が横ばいとなった。『農・林・水産』(54.6)が最も高く、『小売』(34.1)が最も低かった。
先行き見通しDI
「3カ月後」は41.6(当月比1.0ポイント増)、「6カ月後」は42.4(同1.8ポイント増)、「1年後」は43.0(同2.4ポイント増)となり、前月と比較して「3カ月後」を除いた2指標で改善した。
「東北ブロック(2024年11月)」の詳細