景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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42.4 | 0.6 | 2ヵ月ぶりに改善も安定感を欠く |
概況
「和歌山」は42.4と前月比0.6ポイント改善し、「大企業」は悪化したものの「中小企業」を中心に改善の兆しが広がった。各種原材料の仕入れ価格の高騰に対して県内企業の価格転嫁は少しずつ進みつつあるものの、賃上げ対応等もあり経費は増加傾向の会社は多い。米価格の高値止まり傾向や3月に約2300品目におよぶ食品値上げが発表され消費動向は弱含みのトレンドである。モノの動きにやや停滞感がある中、既存取引先のみの受注維持だけでなく、新規得意先開拓など新しいアプローチが必要とされる時期に来ている。
景気DI
「和歌山」は前月比0.6ポイント改善の42.4と2カ月ぶりに改善、ただ『全国』(43.5)および『近畿』(43.2)のDIには届かなった。和歌山のDIは1カ月ごとに改善と悪化を繰り返しており、安定しない状況が続いている。
規模別DI
「大企業」は前月比6.3ポイント減の45.8、「中小企業」が同1.4ポイント増の42.0と「中小企業」はやや改善したものの、「大企業」は7カ月ぶりに50ポイントを割り込み悪化した。
業界別DI
『小売』(41.7) 『建設』(40.2)『運輸・倉庫』(37.5)が前月比悪化した一方で、『卸売』(47.0)『サービス』(42.1)『製造』(41.7)は前月比改善、とりわけ『卸売』が前月比8.5ポイント改善した点が寄与した。
先行き見通しDI
3カ月後が45.4(前月44.1)、6カ月後が44.7(同45.4)、1年後が44.9(同44.9)と前月に比べて3カ月後は改善、6カ月後は悪化、1年後は横ばいとなった。県内企業各社の見通しはやや慎重に見ているもようである。
「近畿ブロック・和歌山県(2025年02月)」の詳細