景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
---|---|---|
39.7 | 0 | 前月比横ばい |
概況
「新潟」の景気DIは、前月から横ばいの39.7となり低水準が続いた。「宿泊予約が増えている。インバウンド需要が戻りつつある」(サービス)などアフターコロナの明るい声がある一方、「住宅価格高騰による新設住宅着工の減少」(卸売)など厳しい意見や季節的な事象として酷暑のマイナス影響の声もあがった。原材料・エネルギー価格の高騰と価格転嫁難、恒常的な人手不足など企業収益の下押し要因は山積。さらに実質賃金の低下による購買意欲の減退も危惧され、景況感は一進一退の状況が続く見込み。
景気DI
「新潟」の景気DIは、前月から横ばいの39.7となった。全国は同0.5ポイント減の44.4。「新潟」の全国順位は46位で前月と同順位だった。
規模別DI
「大企業」(40.3)は前月比0.7ポイント減と2カ月ぶりに悪化。「中小企業」(39.6)は同0.1ポイント増と3カ月ぶりに改善した(「中小企業」のうち「小規模企業」(37.9)は同0.9ポイント増)。この結果、規模間格差は0.7ポイントとなり、格差は縮小した。
業界別DI
『その他』を除く9業界のうち、『不動産』『製造』『小売』『サービス』の4業界が改善。『金融』『建設』『卸売』『運輸・倉庫』の4業界が悪化、『農・林・水産』は横ばいだった。『運輸・倉庫』(前月比2.1ポイント減)については4カ月連続で悪化した。
先行き見通しDI
「3カ月後」40.5(前月42.9)、「6カ月後」42.3(同43.7)、「1年後」45.1(同46.1)となり、3指標すべてが悪化した。全国との比較では、3指標とも全国を下回った。
「北陸ブロック・新潟県(2023年9月)」の詳細