レポート

人手不足に対する栃木県内企業の意識調査

県内企業の44.4%が正社員不足 ~ 業種別『建設』では68.4%と人手不足は深刻 ~

はじめに

産業構造の変化や人口減少などを背景にして、「人手不足」が社会問題化しつつある。栃木県においてもその傾向は例外ではなく、2015年8月には人口200万人を割り込み、減少の一途を辿っている。一方では、有効求人倍率は1.26倍(2017年1月集計)まで回復し「売り手市場」が鮮明化しつつある。各企業においても、会社の永続的な発展や安定した供給力・サービス力を保つためには、人材の登用は不可欠と云える。しかし、地方の中小企業という立場では、見合った人材がすぐに採用できる状態とも云えず、適正人材の確保は大きな課題となっているようだ。

そこで、帝国データバンク宇都宮支店では、人手不足に対する県内企業の見解について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2017年1月調査とともに行った。このテーマについてレポートするのは、2016年9月以来2回目であり、その変化についても注目した。

■調査期間は2017年1月18日~31日、調査対象は栃木県内企業272社で、有効回答企業数は110社(回答率40.4%)。

調査結果

  1. 栃木県内企業において、正社員について「不足している」と回答した企業は44.4%に上った。「適正」と回答した企業は43.5%、「過剰」は12.0%であった。2016年7月の調査結果と比較すると、「不足」が4.4ポイント増加し、高い水準で人手不足の企業が存在する事が分かった。業種別では、『運輸・倉庫』で回答した全ての企業が人手不足と答えたほか、『建設』が68.4%と突出しており、次いで『サービス』が44.4%と続いた。
  2. 非正社員については、「不足している」と回答した県内企業は22.9%にとどまった。「適正」と答えた企業は66.3%、「過剰」が10.8%という結果であった。栃木県においては、非正社員の充足感は高い水準にあると判断出来よう。業種別では『運輸・倉庫』では66.7%の企業が不足を訴える一方で、『卸売』では6.3%にとどまり、業種間での環境は大きく異なるようだ。
詳細はPDFをご確認ください

Contact Usお問い合わせ先

担当部署

お問い合わせ先 株式会社帝国データバンク 宇都宮支店 TEL:028-636-0222 FAX:028-633-5639