レポート愛知県企業「休廃業・解散」動向調査（2023）

はじめに

帝国データバンク名古屋支店は、2023年1－12月に発生した企業の休廃業・解散動向について調査・分析を行った。

■帝国データバンクが調査・保有する企業データベースのほか、各種法人データベースを基に集計
■「休廃業・解散企業」とは、倒産（法的整理）を除き、特段の手続きを取らずに企業活動が停止した状態の確認（休廃業）、もしくは商業登記等で解散（但し「みなし解散」を除く）を確認した企業の総称
■調査時点での休廃業・解散状態を確認したもので、将来的な企業活動の再開を否定するものではない。また、休廃業・解散後に法的整理へ移行した場合は、倒産件数として再集計する場合もある
■X年の休廃業・解散率＝X年の休廃業・解散件数/（X-1）年12月時点企業数

調査結果

1.   2023年の愛知県企業の休廃業・解散は3439件、前年比14％増 「あきらめ廃業」広がりの兆し
2.   「黒字」休廃業の割合50.3％で、2年連続の低下
3.   休廃業企業の経営者年齢、平均70.2歳 前年から低下に転じるも3年連続の70歳超え
4.   業種別の件数トップは「建設業」の388件
5.   業種詳細別で、増加率トップは自動車一般整備業の200％増