レポート【連載】組織で対応する与信管理の仕組みづくり 第4回

「組織体制と文書化の進め方」/合同会社 エバーチェンジ

2019/07/10
与信管理

与信管理を組織の中で根付かせていくためには、与信管理の担当範囲と業務を正しく理解することから始める必要がある。その上で組織での与信管理業務の位置づけを工夫するとともに、規程・マニュアルなどの文書化を進めていくことになる。

規程類が未整備のベンチャー企業や中小企業の経営者は、規程そのものに触れる機会が少なく苦手意識を持たれている方も少なくない。しかし、文書化は必ずしも難しいものではない。今回は組織づくりと文書化をテーマとして取り上げる。

与信管理スキルチェック

前回では「与信管理スキルチェック」を利用し、与信管理レベルの自己診断方法を説明した。

自己診断を実施された方には、自社の取組状況や与信管理を行っていく上での留意点を把握していただけたのではないだろうか。

今回は「与信管理スキルチェック」の設問カテゴリーの1つである「与信管理の基本」の内容をもとに与信管理の仕組みづくりの骨格となる与信管理業務、組織における与信管理部署(部・課・係)の位置づけ、与信管理関連の文書作成のポイントについて触れていきたい。

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