レポート

株式会社アイワールド

2002/07/22

TDB企業コード:200688831 神奈川県相模原市 ディスカウントストア経営 民事再生手続き開始を申請 負債105億円

「神奈川」 (株)アイワールド(資本金2億円、相模原市中央1-3-9、代表五十嵐由人氏、従業員52人)は、7月22日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。

 申請代理人は澤野正明弁護士(東京都新宿区西新宿2-1-1、電話03-3344-3001)。

 当社は、1949年(昭和24年)4月設立の休眠会社を買収して75年(昭和50年)2月に事業を開始した。家庭用品、レジャー用品、住関連商品など各種雑貨類を中心に、家電品、スポーツ用品、食料品、衣料品などを扱うディスカウントストア業者。76年6月に相模原店、80年4月に東大和店、82年9月に宇都宮店をオープンしたほか、87年7月には相模原本店の新館(約2500坪)を完成させ、ピーク時の95年2月期には年売上高約 280億6600万円をあげ、神奈川県内では大手のディスカウントストアに成長を遂げていた。

 93年4月に相模原センタープラザ店(生鮮食料品などテナント28店舗入店)、95年3月には同店3階をリニューアルしてアンティークトイワールドミュージアムをオープンしたほか、ドライブインシアターの運営も行ってきたが、長引く個人消費の低迷や同業ディスカウント店との競合激化から、来店者数は減少傾向をたどっていた。

 このため、インターネット販売事業に注力するほか、人員削減や店舗閉鎖を進めてきたが、2001年同期の年売上高は約163億4400万円にとどまり、在庫商品処理や長期未収入金の損金処理など大幅な欠損を計上、債務超過に陥った。

 この間、外国企業との資本提携を模索したものの不調に終わり、2001年5月には創業者である五十嵐氏が代表に復帰し立て直しを図り、従業員もピーク時の7分の1にまでリストラを行ってきた。しかし、2002年同期の年売上高は約85億7700万円にまで減少、4期連続欠損を余儀なくされ、財務面も多額の累損を抱えるなどここにきて資金調達力は限界に達し、自力再建を断念した。

 負債は2002年2月末で約105億円。