レポート

株式会社主婦の店マルカワほか1社

2002/06/28

TDB企業コード:250308205 茨城県西茨城郡 茨城県内の中堅スーパーマーケット経営 民事再生手続き開始を申請 負債175億円

「茨城」 (株)主婦の店マルカワ(資本金2億4000万円、西茨城郡岩瀬町御領1-27、登記面=西茨城郡岩瀬町岩瀬246-1、代表川那子明三(かわなご・あきぞう)氏、従業員280人)と関係会社のマルカワ商事(株)(資本金5000万円、同所、登記面=同所、代表川那子しげ氏)は、6月28日に水戸地裁へ民事再生手続き開始を申請した。

 申請代理人は、芝原多弁護士、近藤直生弁護士(港区虎ノ門5-1-5、電話03-3433-7631)。

 マルカワ商事(株)は、1963年(昭和38年)2月にスーパーマーケット経営を目的に設立された。その後、77年(昭和52年)3月に設立した(株)主婦の店マルカワに営業を譲渡し、当社は不動産管理会社に業種転換した。

 (株)主婦の店マルカワは、水戸地区、茨城県西部地区、栃木県の一部地域を営業基盤とする県内中堅規模のスーパーマーケット経営業者。「主婦の店マルカワ」の店名で食料品を主力とした食品スーパーの経営を行っていた。また、90年にディスカウント型の大型店「ビッグ・エム」を出店し拡大路線を走り、ピーク時には20内外の店舗を抱え、97年3月期には年売上高約287億円を計上していた。

 個人消費の低迷と出店競合により業界環境は厳しいなか収益は低迷し、98年12月には不採算店舗の閉鎖などを柱とした再建計画を金融機関に提示していた。衣料・ドラッグ部門などの不採算部門からも撤退し、人員の削減による経費の圧縮により財務面の改善を進めていたが、業界全般に価格競合も激化するなか客単価は減少を続けるなど経営環境は厳しく、2002年2月期(98年より決算期変更)の年売上高は約199億7000万円に減少していた。この間、同業他社との合併も検討されていたが具体的な協議に至らず白紙に戻っていた。

 こうしたなか、7月2日の資金決済が不能となり今回の措置となった。なお、代表川那子明三氏は岩瀬町の現職町長であったが6月の町長選出馬を断念し、6月一杯で任期満了となる。
 今後については、東証1部上場の(株)カスミ(つくば市)がスポンサーとして支援する意向を示している。

 負債は(株)主婦の店マルカワが約88億円、マルカワ商事(株)が約87億円となり2社合計で約175億円。