レポート

糸岡株式会社

2002/06/06

TDB企業コード:580015632 大阪府大阪市中央区 婦人服卸 明治22年創業の老舗アパレル 民事再生手続き開始を申請 負債53億円

「大阪」 糸岡(株)(資本金5000万円、大阪市中央区徳井町2-3-16、代表糸岡憲男氏、従業員45人)は、6月3日に大阪地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同月5日に保全命令を受けた。

 申請代理人は中本和洋弁護士(大阪市北区西天満5-9-3、電話06-6364-6241)。

 当社は、1889年(明治22年)創業、1926年(大正15年)8月に法人改組したアパレル、服地等の老舗卸業者。婦人服、服地、ユニフォーム、紳士服、雑貨などを、主にヨーロッパから輸入して扱っていた。高松、東大阪、石川に縫製工場を設置するほか、東京に営業拠点を展開し業容を拡大。アパレルメーカー、百貨店、商社筋、官公庁を得意先にピーク時の90年4月期には年売上高約88億6800万円を計上していた。

 その後は、消費者の低価格志向、個人消費の低迷などから、2001年同期には年売上高約53億4700万円にまで減少。98年以降は焦げ付きが散発し、収益性も低迷していた。この間、高松工場の閉鎖、貿易部門の縮小、不採算のカジュアル部門の見直しなどのリストラ計画を策定し自主再建を目指していたが、過去の不動産投資や運転資金に伴う借入金が年商規模に達し、主力銀行からの追加融資も限界となった。

 申請時の負債は約53億円。