レポート

株式会社ララ

2002/05/02

TDB企業コード:987844784 東京都江東区 建築・リフォーム工事、不動産売買 気配公表銘柄(グリーンシート) 破産宣告受ける 負債2億800万円

「東京」 日証協の「気配公表銘柄(グリーンシート)」の(株)ララ(資本金1億2200万円、江東区亀戸4-46-12、代表吉田克己氏、従業員4人)は、4月16日に東京地裁へ自己破産を申請していたが、4月24日に同地裁から破産宣告を受けた。

 破産管財人は加藤一郎弁護士(中央区八重洲1-5-15、電話03-3271-1928)。債権届け出期間は5月22日までで、債権者集会は7月25日午後2時。

 当社は、前身のララホーム(株)の事業を買収する形で、1998年(平成10年)8月に設立された。注文住宅や建売など戸建住宅の新築・リフォーム工事を中心に、不動産売買、自社開発ソフト(建築設計見積のパソコンソフト)販売を手がけ、2001年3月期には年売上高約5億3600万円をあげていた。

 設立後、ベンチャーキャピタルの出資を受けるほか、99年には未公開株専門のディー・ブレイン証券(株)を通じて公募増資を実施し、同年9月に日本証券業協会の「気配公表銘柄(愛称=グリーンシート)」のエマージング市場に登録され、また2005年を目標に東証マザーズ市場への上場を視野に入れて積極的な展開を図っていた。

 強気な事業計画に対し、売上実績は計画を大きく下回り、また工事の採算悪化などから損益面は赤字計上を余儀なくされ、多額の累損を抱えて財務内容は悪化していた。

 このため、従業員削減などリストラ策や事業内容の見直しをおこなう一方、M&Aによる立て直しを目指し、昨年秋には転換社債発行による資金調達を計画していたものの、引受先が見つからないことなどから資金計画は頓挫していた。こうした中、取引先だった(株)赤石建設(既報3月19日掲載、東京都江東区)が、3月11日に東京地裁へ民事再生法を申請したことで、約9300万円の不良債権が発生、これに連鎖して行き詰まった。

 負債は約2億800万円。

 グリーンシート銘柄の倒産としては、(株)トーキ(埼玉、99年11月銀行取引停止、負債8億6000万円)の前例がある。