レポート

株式会社金久ほか1社

2002/04/22

TDB企業コード:985124551 東京都中央区 漬物卸小売 民事再生手続き開始を申請 負債30億円

「東京、埼玉」 (株)金久(資本金9600万円、東京都中央区築地6-5-5、代表金子祥氏ほか1名、従業員100人)と関係会社の金久食品(株)(資本金9600万円、埼玉県北本市東間8-230、代表金子久子氏ほか2名、従業員23人)は、4月19日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同日、同地裁より監督命令を受けた。

 申請代理人は2社ともに村上重俊弁護士(東京都港区赤坂3-8-1、電話03-3585-5500)ほか2名。なお、監督委員には佐長功弁護士(東京都中央区八重洲 2-8-7、電話03-3273-2600)が選任されている。

 (株)金久は、1899年(明治32年)創業、1948年(昭和23年)12月に法人改組した漬物卸・小売業者。大手スーパーを得意先に、たくあんやべったら漬などの各種漬物を扱い、特に「東京べったら漬」など自社オリジナル漬物の知名度は高く、96年5月期の年売上高は約88億6500万円を計上していた。
 その後は個人消費の低迷で業績はジリ貧傾向をたどり、2001年同期の年売上高は約57億4200万円にまで落ち込み、損益面でも約7200万円の最終欠損を余儀なくされていた。積極的な店舗展開により借入金が増大し資金繰りがひっ迫、2001年3月には千葉、宇都宮営業所、今年1月には関西、福岡、沖縄営業所など不採算店舗の閉鎖や所有不動産の売却に努めていたものの、売り上げ減少により銀行からの資金調達も限界に達していた。

 金久食品(株)は、1964年(昭和39年)9月に設立された漬物製造業者。金久の製造部門を担い、96年7月期の年売上高は約15億100万円を計上していたが、親会社の金久の倒産に連鎖した形となった。

 負債は(株)金久が約20億円、金久食品(株)が約10億円、2社合計で約30億円。

 なお、債権者説明会を4月24日午後2時30分より高輪区民センター(東京都港区)で開催する予定。