レポート

株式会社ビッグワン

2000/02/16

TDB企業コード:988184463 東京都港区 ディスカウントショップ「BIG.1」経営 長崎屋関連 破産宣告受ける 負債47億円

2月13日に東京地裁へ会社更生法適用を申請した東証1部上場スーパー(株)長崎屋(東京都)のグループ会社、(株)ビッグワン(資本金4500万円、東京都港区虎ノ門5-12-12、登記面=東京都中央区東日本橋2-5-10、荒木隆巖社長、従業員75人)は、2月15日東京地裁へ自己破産を申請し、同月16日同地裁より破産宣告受けた。
 破産管財人は森順子弁護士(千代田区紀尾井町3-12、電話03-3511-6129)。
 同社は、1982年(昭和57年)9月に雑貨販売を目的として長崎屋グループおよび従業員などからの出資により(株)ナグスの商号で設立された。
 当初は「サンリード」の店名で、家電製品やスポーツ用品などのディスカウントショップを経営。88年3月に(株)ナーサ(東京都)を吸収して同社が経営する「ロッキー」4店舗を継承したほか、90年11月には(株)ケープ(大阪府)も吸収合併し5店舗を継承するなど、積極的に多店舗化を進めていた。
 近年は店名を「BIG.1」とし、東京・大阪において24店舗を有するまでに業容は拡大。ピーク時の95年2月期には年売上高約249億8000万円まで伸長し、97年10月には現商号へ変更していた。
 しかし、その後は長引く景気後退による個人消費低迷などから売り上げが低下。99年同期には年売上高が約140億円まで低迷し、5期連続の最終損失から債務超過に転落していた。このため、化粧品や薬などのドラッグ部門を設置し、女性客をターゲットに集客力向上に努めたものの、その後も売り上げは回復していなかった。
 こうしたなか、実質親会社の(株)長崎屋が2月13日に東京地裁へ会社更生法適用を申請(負債3039億円)。これにより資金調達の目処が立たなくなり急速に資金繰りが悪化、連鎖する形で今回の措置となった。
 負債は約49億円。
 なお、(株)長崎屋の連鎖倒産は(株)長崎屋エステート(負債1137億円、東京都)、(株)金沢長崎屋(負債83億円、金沢市)、(株)聖籠長崎屋(負債65億円、新潟県)に続き4社目となった。