レポート

株式会社高雄ビル

2002/02/28

TDB企業コード:010234166 東京都港区 不動産賃貸 民事再生手続き開始を申請 負債325億円

「東京」 (株)髙雄ビル(資本金7500万円、港区虎ノ門4-1-7、代表西野雅明氏、従業員5人)は、2月27日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。

 申請代理人は、近藤節男弁護士(新宿区新宿2-8-17、電話03-3356-5658)。

 負債は金融債務を中心に約 325億円が見込まれる。

 当社は、1971年(昭和46年)11月に設立された不動産賃貸業者。不動産、ゴルフ場事業を手がける「たかをグループ」の中核企業として、北海道内に所有するビルを大手スーパーなどへ店舗、オフィスとして賃貸するほか、商業ビル建設、大型店誘致、ビル管理も手がけていた。91年5月に東京に進出して本社ビルを建設、バブル期の不動産価格の高騰を追い風に、所有不動産、テナントからの預り保証金、敷金を背景に多額の資金を調達し、ビル建設、買収を手がけるほか、海外のゴルフ場開発などにも参画し、ピーク時の90年9月期には年収入高約30億円を計上していた。

 積極的に企業買収も進めたが、その後の不動産市況の低迷から、ゴルフ場の開発計画が頓挫するなど、業績の悪化が表面化。主要テナントの撤退が相次ぎ、家賃の値下げにも歯止めがかからず、2001年同期の年収入高は約11億円にまで減少していた。この間、保有有価証券の売却や販管費の削減などにより合理化に努めたが、収益面も低調に推移し、大幅な債務超過に転落していた。多額の借入金は大きく経営を圧迫し、地価の下落が続くなか、新規での資金調達は困難となり、苦しい資金繰りを余儀なくされていた。