レポート

株式会社カネムラ

2002/02/25

TDB企業コード:870069084 熊本県宇土市 金属・スクラップ加工処理 民事再生手続き開始を申請 負債62億円

「熊本」 (株)カネムラ(資本金8500万円、宇土市岩古曽町2063-1、代表金村勇氏、従業員115人)は、2月18日に熊本地裁へ民事再生手続き開始を申請した。負債は約62億円。

 申請代理人は倉田榮喜弁護士(熊本市花園1-3-7、電話096-359-6172)。

 当社は、1948年(昭和23年)3月創業、57年(昭和32年)10月に法人改組された金属・スクラップ加工処理業者。JR鹿児島本線沿いに処理工場を構え、高度成長期に業容を拡大、80年代後半から設備投資を増強し、大型ギロチンシャー、シュレッダーダスト燃料化実験のほか、溶融炉、中間処理工場を建設するなど積極的な展開を図り、90年前後には年売上高約25億円を計上していた。

 その後は、環境問題がクローズアップされるなか、当社では環境事業団の融資を受けてシュレッダーダスト発電化事業に着手し、97年5月に本社工場に同事業関連の熱分解ガス化溶融発電システムの工事着工にこぎつけたものの、同設備に対する投資が財政面を圧迫、加えて鉄鋼市況の冷え込みや同設備の稼動不良などもあって資金計画に支障をきたす事態となっていた。

 このため、当初は約50億円を見込んだ売上高も、2000年12月期で約30億9000万円にとどまり、シュレッダーダストの処理不良などもあって収益性はさらに低下し、金融機関への返済計画変更などで凌いできた。