レポート

株式会社カワイ

2002/02/19

TDB企業コード:710162923 香川県高松市 食肉卸・小売 子会社が輸入牛を国産と偽造 負債14億3600万円

「香川」 子会社が輸入牛を国産と偽装したことで問題となっていた(株)カワイ(資本金4000万円、高松市栗林町3-11-28、代表河合政弘氏、従業員69人)は、2月19日に高松地裁へ民事再生手続き開始を申請した。

 申請代理人は松本修二弁護士(高松市寿町1-2-5、電話087-822-6787)ほか3名。

 当社は、1927年(昭和2年)10月に創業、52年(昭和27年)5月に(有)河合精肉店として設立し、77年5月に株式会社組織に変更するとともに現商号となった。テナント出店による多店舗化を進め、大手百貨店でのインショップのほかにトンカツや餃子などの店舗も開設するほか、関係会社を相次いで設立し、「カワイグループ」の中核企業として積極的な事業展開で業容を拡大していた。近時の事業比率は牛肉・豚肉・鶏肉などの食品加工卸67%、小売33%で、2001年3月期の年売上高は約51億2800万円を計上、県下トップクラスの食肉小売業者の地位を確立していた。

 しかし、93年の新工場新築や関係会社の工場新設などの設備投資に加え、多店舗化などに対する諸経費負担は重く、借入金の拡大などからも財務体質は弱体化していた。加えて、昨年秋口以降の「狂牛病問題」から売り上げの減少が続いていたことから、資金繰りは多忙となっていた。
 こうしたなか、今年2月には子会社が一部の製品で米国産の輸入牛を贈答用「讃岐牛」と偽装していたことが報道されたことで信用が大きく失墜、自力での再建を断念した。

 負債は2001年3月期末時点で約14億3600万円。

2002/02/19