レポート

株式会社祥雲

2002/01/08

TDB企業コード:800380574 福岡県福岡市博多区   大正13年創業、不動産賃貸 破産宣告受ける 負債70億円

「福岡」 12月4日に福岡地裁へ自己破産を申請した不動産賃貸・管理の(株)祥雲(資本金1800万円、福岡市博多区住吉5-5-15、代表大神八重子氏、従業員4人)は、同月17日に同地裁より破産宣告を受けていたことが判明した。

 破産管財人は徳永弘志弁護士(福岡市中央区大手門1-1-12、電話092-781-5881)。

 当社は、1924年(大正13年)創業、75年(昭和50年)10月に法人改組した不動産賃貸業者。バブル期には積極的な投資でマンションやテナントビルの建築を行うほか、福岡県古賀市にテーマパーク「フランス村」の計画も手がけていた。古賀市内の約47ヘクタールの土地を約65億円で購入し、シャンゼリゼ通りなどパリの町並みを核として、フランスの田舎風景の再現や乳製品の加工作業を体験する工房も計画し、2002年頃のオープンを目指していた。しかし、総額で300億円以上とみられる事業費の融資に金融機関が難色を示したことで92年4月には開発を断念していた。

 その後はマンションやテナントビルの賃貸収入で売り上げを確保する一方、不動産売却により借入金の削減に努めていたが、不動産市況の低迷から思うように進まず、欠損計上を余儀なくされていた。2000年9月期の年収入高は約3億2200万円にとどまり、多額の借入金を抱え厳しい資金繰りが続いていた。

 負債は約70億円。