レポート

カンダ株式会社

2002/01/07

TDB企業コード:600565171 広島県広島市安芸区 自動車部品製造 民事再生手続き開始を申請 負債118億円

「広島」 カンダ(株)(資本金1020万円、広島市安芸区中野東7-28-1、代表神田健次氏、従業員386人)は、1月4日に広島地裁に民事再生手続き開始を申請した。

 申請代理人は幟立廣幸弁護士(広島市中区上八丁堀8-26、電話082-221-1350)ほか1名。

 当社は、1937年(昭和12年)2月創業、53年(昭和28年)4月に法人改組された旧・カンダ(株)を引き継いで、2000年(平成12年)9月に設立された自動車部品製造業者。マツダの一次協力工場として、自動車トランスミッション用の歯車製造を主力に、シャフトロッカーアームなどを手がけ、マツダ及びその関連企業からの受注が60%内外を占めていた。技術力には定評があり、従前にはマツダの拡大戦略もあって工場設備を徐々に拡大、91年4月期には年売上高約130億円をあげていた(前身となる旧・カンダ(株)時の実績)。

 近年はマツダの売り上げは低迷、韓国自動車メーカーの破綻もあって当社の業況も低迷、2000年同期の年売上高は約85億円に落ち込み、財務面は債務超過に陥っていた。このため、主力のマツダ、日債銀(現・あおぞら銀行)から役員を受入れ、人件費の圧縮、不動産の売却などを進め、また財務体質の改善を目的に、旧・カンダ(株)を吸収合併する形で2000年9月に当社を設立、新体制で再スタートしていた。

 新会社に移行した後も、2001年同期の売上高(6ヵ月実績)は35億円内外にとどまり、受注環境の悪化に歯止めがかからず自主再建を断念、今回の措置になった。

 負債は約118億円。